IT業界で働く女性エンジニアは、結婚や出産などで仕事を続けたくても辞めなければならないことがあります。
ライフステージに応じて働き方を変えられる制度が整っていれば、働きやすい職場環境と言えるでしょう。
また、女性エンジニアは増えているものの、男性エンジニアに混じって働くことが多いです。
女性特有の問題が理解されない場合もあるため、女性エンジニアが相談できる窓口があると良いでしょう。
管理職に女性がいて状況を理解してくれるなら、エンジニアとして働き続けるのも容易です。
女性が働きやすい環境づくりのために、政府や企業もさまざまな取り組みをしています。
その一つが、女性活躍推進法に基づいた認定制度のえるぼし認定です。
えるぼし認定では、女性が働きやすい環境づくりをしている企業を認定しています。
5つのカテゴリーを設け、取り組みの実績は毎年公表しなければいけません。
また、次世代育成支援対策推進法に基づいた認定制度のくるみん認定もあります。
女性が仕事と子育てを両立できるように、支援している企業を認定しているものです。
高水準の要件を満たせば、プラチナくるみん認定が得られます。
認定を受ければ、企業のイメージもアップするでしょう。
そのため、多くの企業がフレックスやテレワークなどを、積極的に採用するようになっています。
女性が働きやすい環境づくりのために、法律の整備も進められているのが実態です。
育児休業期間中の社会保険の免除や育児給付金の支給、育児段時間勤務制度などを定めています。